手のひらのかゆみと言ってもいろんな原因が考えられます。
水仕事や外部からの刺激物によって起こる手湿疹(主婦湿疹)。
洗剤などの刺激で皮膚の必要な皮脂が失われ、角質層のバリア機能が弱くなることが原因です。
小さな水泡が出来たり、皮がむけてひどくなるとひび割れになったりします。
喫煙者に発症者が多く、手のひらや足の裏に濃疱が出来る掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)。
原因は解明されていませんが、日本では病巣感染や金属アレルギーと考えられています。
濃疱の赤みがくっつきあったようになり、手のひら全体の皮がむけて赤くなります。
また、子供に発症する手足口病(手や、口の周り、足に湿疹が出る病気)が大人に感染することもあります。
金属や洗剤などによるかぶれやじんましん、アトピー性皮膚炎の可能性もあります。
幼児は砂かぶれ皮膚炎に注意しなければなりません。
そして、手のひらにかゆみを伴う症状として多いのは汗疱です。
汗疱の原因は外部からの刺激や、アレルギー、メンタル的なものもあるとされています。
異汗性湿疹とも呼ばれていて、手のひらや足の裏に水泡が出来てかゆみがあります。
水泡が破れた後は皮が丸くはがれ落ち、ひどくなると湿疹が手のひら全体にひろがります。
汗が角質や表皮の内部に溜まることが原因と見られています。
夏季に汗の多い人に見られることが多い傾向にあり、精神性発汗の人にも発症者が多いです。
食べ物や歯科金属中の金属に対するアレルギーが原因になっている場合もあります。
出来るだけ、刺激しないようにして尿素配合のハンドクリームなどを塗って様子を見ます。
症状がひどくなったり、改善が見られない時は皮膚科を受診して下さい。
ステロイドの外用薬などでの治療が有効です。
精神的発汗が原因の場合は精神安定剤や交感神経遮断剤の内服により、発汗を抑える治療法もあります。
子供が手のひらをかゆがった時は汗疱やアトピーなどの可能性もあります。
しかし、1〜2歳位の幼児の手のひらだけに赤い小さな湿疹ができてかゆがっている時は砂かぶれ皮膚炎の可能性が非常に高いです。
幼児に手のひらはまだ、角質が薄くバリア機能が弱いんです。
そんなデリケートな手で公園の砂場で遊んだり、汚れた遊具やボールなどを触ると接触皮膚炎を起こしてしまうことがあります。
かゆみが強いので、掻いたりする刺激によって小さな赤いブツブツや水疱が手のひら全体に広がっていきます。
治療法としては、とにかく刺激から遠ざけることが大切です。
しばらく公園などでの砂遊びや遊具での遊びは避け、手を清潔に保ちます。
出来るだけ早く病院の診察を受けましょう。
ステロイド軟膏などの外用薬で治すことが出来ます。
自己判断での治療は症状を長引かせ、悪化させます。
まだ、症状の軽いうちに皮膚科を受診することをおすすめします。