足指にかゆみがあると、真っ先に思い浮かべるのは「水虫」ですよね。
水虫は、足裏や足指、足の爪、かかとなど、足に発症する白癬菌感染症で、足白癬と呼ばれるものです。
皮膚の表面の角質層は、ケラチンというたんぱく質を主成分としています。
ケラチンを栄養分として、白癬菌が角質層の奥まで侵入し、足指などに根を広げるように増殖するのが水虫です。
白癬菌は、ケラチンを溶かすためにケラチナーゼという酵素を分泌し、体は、ケラチナーゼに対して免疫反応を起こします。
免疫反応による炎症で、ヒスタミンなどの化学伝達物質が皮膚の神経を刺激して、かゆみやかゆみを伴う痛みを生じさせます。
水虫に罹ってかゆみなどの症状があっても、病気と認識せずに、皮膚科を受診しない方が多く見られるようです。
ある調査結果では、日本人全体の2割近くが、水虫に罹っているというデータが出されたと聞きます。
つまり、水虫は、日本人の5人にひとりの足に関わりを持つ皮膚疾患なのです。
このように、誰もが知っている水虫は、趾間型、小水疱型、角質増殖型などに病型分類されます。
足指の間に、発症する場合は、趾間型の水虫です。
水虫の人が落とした白癬菌が足指に付着して、水虫の原因となることが多いようです。
感染の他には、汗をかきやすい、脂性、偏平足などの個人の体質が、水虫の原因となることもあるそうです。
趾間型のかゆみは、小水疱型のかゆみほど強くありませんが、足指の間が赤く腫れ上がることがあります。
また、足指の間が白くふやけたり、ジュクジュクして、皮膚が剥けたりすることもあります。
水虫の対策として、かゆみが強い場合は、かゆみを鎮静化するスプレータイプの市販薬を利用すると良いでしょう。
かゆみ止めが配合されている軟膏や、ドライ効果のあるパウダーなども市販されています。
そして、一番肝心なことは、足指の間も丁寧に洗い、通気を保ち、白癬菌の増殖を防ぐことです。