妊娠中には様々な体の変化が起こります。
吐き気がしたり、体がむくんだりとその症状は人によって違います。
妊娠中の体の変化として悩んでいる人が多いのは全身のかゆみです。
原因としては様々な要因が考えられます。
妊娠中は体の抵抗力が落ちる為、アトピーなどのアレルギーが悪化する事があります。
我慢できずにかいてしまう事によって湿疹などができてかゆみの悪循環を起こします。
また、乳首がかゆい時はもれた母乳が乳房についたり、皮膚が乾燥することが原因の可能性があります。
患部をあまり刺激せず、清潔にして母乳パッドなどは小まめに取り替えましょう。
心当たりがなく、突然体のあちこちがかゆくなった時は妊娠性掻痒疹と思われます。
デリケートゾーンのかゆみが強い場合は、カンジタ膣炎になっていることが疑われます。
ここでは、そんな妊娠中のかゆみを引き起こす妊娠性掻痒疹とカンジタ膣炎について説明しています。
妊娠にともなうホルモン変化などの影響で起きる皮膚のトラブルです。
かゆくなる場所は人によって胸だったり腕だったり全身だったりとそれぞれです。
原因は妊娠によって胆汁の流れが悪くなることや、ビタミンB2の不足と考えられています。
また、胸や腹部のかゆみは皮膚が急に伸ばされた刺激も関係しています。
治療は抗ヒスタミン剤やステロイドの入った軟膏、ワセリン入りの保湿クリーム、ビタミンB剤が使用されます。
かゆみ止めが効かないことも多く、かいて皮膚がただれたりする人も多いです。
傷などになってしまう前に、つらいかゆみがあることを医師に相談してみましょう。
産後はかゆみから解放されますので安心して下さい。
カンジダ腟炎は、膣内や口などに常在する真菌(しんきん)というカビの一種が原因で起こります。
体の抵抗力が落ちたときや抗生物質を多量に使用したときなどに菌が増殖しやすくなります。
また、妊娠すると腟内の自浄作用が落ちてホルモンの影響で腟内の酸性度が増す為、発症しやすい状態になるんです。
セックスによっても感染し、治療しても再び発症することもあります。
その場合は夫婦一緒に抗真菌剤で治療する必要があります。
症状としては、白い豆腐かすのようなボロボロとしたおりものが増え、外陰部が腫れてかなり強いかゆみがあります。
出産までに治っていないと、赤ちゃんの口の中が白くなる鵞口瘡(がこうそう)になったり、おむつかぶれがひどくなることがあります。
治療法は腟坐薬と外陰部に塗る軟膏を使用し、2週間位で治ります。
生まれてくる赤ちゃんの為にも、お産までにきちんと治しておきましょう。