体のどこの部分でも、かゆみは耐え難いものですが、特に、足裏のかゆみは、筆舌に尽くしがたいほど不快なものです。
足裏のかゆみイコール水虫と連想しがちですが、水虫以外でも、かゆみの原因となる足裏の病気があります。
水虫と間違われやすい足裏の病気のひとつに、異汗性湿疹があります。
異汗性湿疹は、足裏と手のひらに限って現れる皮膚疾患で、激しいかゆみが特徴です。
患部は赤くなり、小さい水ぶくれができますが、膿疱になることはありません。
初夏などの汗の量が多くなってくる季節は、異汗性湿疹の症状が出やすい時期です。
異汗性湿疹のかゆみの原因は、汗が汗管から上手く排出されずに、皮膚内に溜まってしまうことです。
また、異汗性湿疹は、金属アレルギーとも密接な関係があるといわれています。
食べ物に入っている金属や、義歯の金属などに対する金属アレルギーが、足裏のかゆみと関わっているかもしれません。
季節に関係なく、長い間、足裏のかゆみが治まらない時は、アレルギーテストを受けてみるといいでしょう。
かゆみだけが、水虫の最大の特色のように思われているのは、実は大きな誤解です。
水虫は、「白癬菌」という糸状のカビの一種が皮膚に寄生する皮膚疾患です。
水虫には、「小水疱型」「角質増殖型」「趾間型」「爪水虫」の4つのタイプがあります。
足裏の中でも、特にかかとに発症するのが、「角質増殖型」と呼ばれる水虫です。
「角質増殖型」は、かかとを中心に足裏全体に症状を現します。
これは、ほとんどかゆみを感じない水虫で、皮膚が硬く厚ぼったくなって、ガサガサとひび割れて肌荒れを起こしたようになります。
かかとの水虫には、、『ラミシール』や『ウィンダム』のように、テルビナフィンやラノコナゾールが配合された市販の外用薬があります。
水虫でない皮膚病に、水虫用の外用薬を使用すると、症状が悪化する怖れがあります。
素人判断は止めて、早めに専門医を受診するように心がけましょう。